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「UPQ中澤優子さん」と「ハルロック」と「ものづくり」と

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中澤優子さんの講演を聞きたくて、「DODA」の転職フェアに行ってきました。

講演テーマは「家電をつくる、ということ。」

UPQ中澤優子さん

中澤優子さんは「UPQ」を経営する社長。
「UPQ」はスマホやデジカメ、電気バイクを製造するメーカーです。

中澤優子さんはカシオ出身で携帯電話のプロダクトマネージャーとして働いたが、iPhoneなどのスマホの波に押され、業績が悪化し会社が携帯電話事業から撤退すると合わせて、会社を退社。

で最初からメーカーを設立しようと思ったわけではなく、人を元気付けたくてというのが動機という。
元気付けたかったのは、カシオで一緒に働いていた人たち。
私がものづくりをしている姿を見せることで、元気になればとの思いが動機。

また時流もそれを後押し。
アキバ.makeでものづくりをしている人たちが生き生きしている。
そしてクラウドファンデングによる資金集めが容易になったこともその一つ。

といった複合要因で会社を設立する流れに。
ドラマチックというよりは、そんなもんで会社を作るんかいなという感じ。

「ハルロック」

「向坂晴」というオシャレにはまったく興味がなく、電子工作をするのが大好きという女の子が主人公。
色々な人を巻き込み、面倒くさがられもしながらもものづくりへの欲望に突き進む。
最初は自分が作ることに喜びを得ていたが、色々な人の願いを電子工作で形にすることで、その人達が喜んでくれる姿を見ることに喜びを感じるようになっていく。
そして大学在学中に会社設立へ。

話を戻して中澤さんの話

中澤さんはどうすれば、どういうモノを提供すれば人は喜びをもっていくれるだろうと考えた。

そして出た答えが2つ
1つが

「遊びゴコロ」の要素をプラスする

大手メーカーが出す商品は、その商品を販売するのにたくさんの人が携わっているため、思い切った冒険ができない。
例えばカラーを奇抜なものにしましょうと提案しても、社内会議で無難な色で出す方針になってしまう。
それは、大衆受けするものでないと大勢の人に買ってもらえない。
たくさん売れないと人を養えないという循環の中では仕方がないという判断になってしまう。

それに対して中澤さんのUPQは少人数の少量生産が可能。
世界で500台とか1,000台が売れれば利益が出る。
だから無難ではないけども、遊びゴコロのある商品で勝負ができるというわけ。

その代表的な製品がこれ
電気で走る超小型&超軽量のモバイルeバイク「UPQ BIKE me01」

最大時速30km/hで最大35km走行可能。
重さ18kgで耐荷重120kg。

見ただけでワクワクします。
これは折りたたみできそうという期待が持てる装い。
期待を裏切らず「折り畳める」仕様。

そしてこれが2つ目の答えで、1番大事に思っていること。
それは

「次は、一体、何が出てくるんだろう」

とお客に期待を持たせること。

まさかUPQがバイクを出すと誰も思わない。
しかもただ出すだけではない、今までに見た事のないバイク。

ちなみ「UPQ BIKE me01」大ヒット中だそうです。

まとめ

中澤さんは、
「この時代だから、ベンチャーだから、できる挑戦の仕方で『昭和からのものづくりの魅力』を」
と語っていました。
それはモノを通じて人々が幸せになっていくことをイメージしているのだと思います。

そして「ハルロック」
作者が言いたいことは、「モノを通して人が社会を変えることができる」だと思います。

共通点はモノづくりが好きであること。
そしてモノを通して人に喜びを与えることが好きであるという点だと思いました。

自分も仕事にもっと情熱を注ごうかなと思う内容でした。

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