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「イチローの体重」と「会社の数字」の共通する大事なこと

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イチローの体重

「怪我をしないためにどうしているか?」との質問に対してこう答えていました。

イチローは20年以上適正体重を維持してきたそうです。
理由は体の違和感に気づくためだそうです。

体はいろんなセンサーが付いていて、異常を発信してくれる。
自分の体のバランスを崩すとそれに気づかなくなる。
アメリカに来たときに体を少し大きくした。
といってもたった3キロ。
でもそれで体が動かなくなったとのこと。

これがただ体が重くなって動かなくなったのならまだいいですが、体重を重くしたことにより、どこかに異常をきたして動かなくなったのなら、その異常を正常な状態にしてやらなければなりません。
もし体重が適正な状態であればすぐに気づきますが、体重が適正でなければ気づくまでに時間がかかってしまって、さらに悪化させてしまう可能性もあります。

異常に気づくためには、常に適正な体重であることが大切なわけです。

3分ごろからの内容です。

会社の数字

会社の数字もそうです。
月次決算が必要なのは、その時点での状況を把握するためもありますが、他の月に比べて異常値が発生していないかを見るためです。

通常の営業活動をしている限り、他の月に比べて費用が大きく増減することはありません。
それに気づくためには費用を平準化させておく必要があります。
例えば家賃を1ヶ月計上忘れた場合、翌月2ヶ月分が計上されてしまいます。
結果的に、前月の利益は良くなり、翌月に大きく利益が悪くなります。

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まぁ100歩譲って計上漏れによる数値の以上であればまだいいですが、これが経常的に利益が出ていない体質になっている場合は問題です。

何かしらの対策をしなくてはなりません。
平準的に費用を計上していれば、経常的にどの費用が大きいのかが見えてきますので、その費用に着目して削減を考えます。

まとめ

異常値に気づくためにも、平準化させることが大切です。

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