資金繰り

経理・財務実務「資金繰り入門」

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NBP Gold / covilha

私の嫌いな仕事に「資金繰り」があります。
でもとっても重要な仕事なんです。

「資金繰り」とは一言で言うと
「支払時にお金が不足しないようにしてね」
ということです。

「資金繰り」に失敗するとどうなるのか?
「信用を失う。最悪会社が倒産する。」

どうなると信用を失って、どうなると倒産するかはここでは割愛しますが、とりあえず重要ってことです。

さて「資金繰り」で考えなければならないのは、将来における実際の収入と支出の認識です。

これは会計における収益と費用の認識基準とは、まったく異なるものです。
会計における収益と費用の認識は「発生主義」
「発生主義」とは会計原則の基本中の基本で、現金の収入や支出に関係なく、収益や費用の事実が発生した時点で計上するというものです。

この「現金の収入や支出に関係なく」というのが「資金繰り」との大きな違いなわけです。

じゃあ何が問題になるのか?

最初に述べた事ですが、「資金繰り」とは
「支払時にお金が不足しないようする」
ことです。

2つの図を見てください


パターン1の場合、入金が出金より先にあるので、問題ないですね

ただパターン2の場合、出金が入金よりも先にあるので、費用の支払ができません。
不足の70を借りなければなりません。
しかし、お金を借りるには利息を払う必要があります。
いかにして最少の借入で支払を間に合わせるかが「資金繰り」の肝といえます。

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