勤怠管理システムを色々と物色しているところです。
今回は「Focus U」について。
長所
・無料トライアル期間が2ヶ月と長い
・値段が安い
・全体的にシンプルのためわかりやすい
・申請が勤務表から直接できるなど、操作はとっつきやすい
・グループごと、個人ごとの勤務状況が確認できる画面は見やすい
・初期設定のオンラインマニュアルは見やすい
短所
・残業申請という考え方がない
・所属ごと、個人ごとの休日設定はできない
・工数管理のマスタのCSV取り込みはできない
・有給休暇管理はない
価格
初期費用:0円
基本利用料 | ご利用人数 | 月額利用料(税抜) |
30人まで | 3,000円 | |
31~50人まで | 5,000円 | |
51~100人まで | 8,000円 | |
101~150人まで | 10,000円 | |
151~200人まで | 13,000円 | |
201~250人まで | 15,000円 | |
251~300人まで | 18,000円 |
※301人以上は50人ごとに3,000円追加
※ICカード打刻のうち、「ピットタッチ・プロ2」を使った打刻方法をご利用の場合は、下記料金が追加で発生します。
端末購入費用98,000円/台+初期費用5,000円/台+月額利用料1,000円/台/月
工数オプション | ご利用人数 | 月額利用料(税抜) |
10人まで | 1,000円 | |
11~20人まで | 2,000円 | |
21~30人まで | 3,000円 |
評価
No |
機能 |
判定 |
備考 |
1 |
クラウドとスマホ |
△ |
スマホで打刻できるがアプリはない |
2 |
打刻方法の種類 |
○ |
LINE打刻、チャットワーク打刻がある |
3 |
多用な労働形態に対応 |
△ |
勤務時間や残業時間などを細かく設定できるので多用な労働形態に対応は可能。 部門単位や人別での休日設定ができないので、シフト勤務などの対応は難しい。 |
4 |
有給休暇自動管理機能 |
× |
|
5 |
時間有給休暇対応 |
× |
|
6 |
柔軟的な残業申請機能 |
× |
|
7 |
スマホから各種申請・承認が可能 |
○ |
申請の種類はあまりないが申請は可能 |
8 |
労働時間状況をまとめて把握できる機能 |
○ |
|
9 |
各種アラート機能 |
× |
|
10 |
シフト管理機能 |
× |
|
11 |
プロジェクト管理機能 |
○ |
オプション(有料) シンプルで使いやすい |
特徴のメモ書き
まずなんといっても金額が魅力的。
ただそれだけ細かい設定や機能は少ない。
極力複雑さを省いた設計になっている感じ。
打刻方法について
打刻方法がけっこう充実している。
専用端末での打刻にも対応している。
スマホで打刻はできるが、専用アプリはないので使い勝手はイマイチ。
チャットワーク打刻やLINE打刻ができるのは面白い。
残業の考え方
シンプルさが端的にわかるのが「残業」に対する考え方。
勤怠管理システムによっては、残業時間は残業申請の承認を得て労働時間として集計する仕組みになっているものが多い。
「Focus U」は打刻情報がそのまま労働時間として集計される。
「残業」は「勤務時間マスタ」で設定する時間で打刻時間から自動的に計算される。
有給休暇について
承認を伴う申請機能(ワークフロー)はあるが用途として打刻訂正のみで、残業申請や有給休暇申請等に使うものではない。
有給休暇自体を勤務表に反映をさせることはできるが、承認をもらうためというよりは打刻情報がない理由を説明するためといった感じ。
また有給休暇管理機能がないため、あとどれくらい有給休暇が残っているなどの情報を持たせることはできない。
勤務形態について
多用な勤務形態に対応した設定が可能。
例えば勤務時間を9:00~17:00の7時間を所定労働時間とし、法定内時間外を18:00~22:00と設定することで、17:00~18:00を「法定内時間外労働」と設定することも可能です。
フレックスタイム制の設定はできなそう。(未確認)
休日設定を部門単位や個人単位でできない。
一般的な勤務とシフト勤務といった異なる勤務形態を処理するのは難しい。