仕事でExcelって必須のスキルですよね。
じゃあどれくらいのExcelスキルがあれば十分なのか悩みますよね。
そこでまず押さえておきたいExcelスキルはVlookup関数です。
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VLOOKUP関数は「Excelが使える」の指標
私の会社は派遣部門があります。
派遣部門が得意先の会社から営業事務派遣の依頼がある際に、「Excel」が使える人と言われます。
しかし、「Excel」が使えるの幅はとても広いです。
・入力ができるレベル
・コピーやペーストをショートカットキーで操作できる
・マクロやVBAが使える。
レベルは違いますが、業務内容によってはどれも「Excel」が使えると言える可能性があります。
その際にこれくらい使えればという指標にあがるのが
「VLOOKUP関数」
この関数を使えるとExcelがある程度使えると認識されるようです。
VLOOKUPの関数式と説明
関数式:VLOOKUP(探索値,範囲,列番号,検索方法)
説明:検索値を指定した範囲の1列目から一致する値を検索し、その値から数えて指定した列にある値を返します。
VLOOKUP関数の練習
・取引台帳に単価表の単価を反映させて、取引額を計算する練習をしてみましょう。
こちらからVlookup関数練習シートを取得してください。
単価表:商品名と値段の情報を持っている表
取引台帳:仕入日、商品、数量があり、単価と取引額が未記載の台帳
このような表を作成したい
処理手順
・取引台帳に単価を反映させる。
・数量×単価で取引額を計算する。
①単価を反映させたいセル(G3)に関数式を入力する。
※「=v」と入力すると入力ガイドが表示され、関数の候補が表示されます。
さらに「l」を入力すると候補が絞られますので、「Tab」キーを押します。
②[検索値]を指定する。
[検索値]は単価表と取引台帳に共通する項目です。
今回は「商品名」が一致しますので、「商品名」が[検索値]になります。
取引台帳の「商品名」は列Eにありますので、式はこのようになります。
「=VLOOKUP(E3」
③参照する範囲を指定する。
単価表の検索値(商品名)と参照したい値(単価)を含む部分を選択します。
※参照したい値は検索値より右側でないといけません。
④参照する範囲を絶対参照にする。
F4を押すと「A3:B5」が「$A$3:$B$5」になります。
絶対参照にせず「A3:B5」のままの場合、G3の式をコピーしてG4に貼り付けると、範囲が移動します。
もし[検索値]が「大根」の場合、[範囲]から見つけられずエラーになります。
絶対参照「$A$3:$B$5」にした場合、G3の式をコピーしてG4に貼り付けても、範囲は動きません。
⑤列番号を指定する
[検索値(E3)]を[範囲(A3:B5)]の左端列(A列)から検索し、一致した値を左端列を含めた列から数えて[列番号(2列目)]にあるセルの値を返します。
※範囲の最初の列を1として数えます。
⑥検索方法を指定する
TRUEとFALSEの2つがあります。
TRUE-近似一致
FALSE-完全一致
TRUEの場合、範囲の先頭列の値を昇順で並べ替えておく必要があります。
VLOOKUPでは、完全一致(FALSE)のみ検索されますので、FALSEと入力すると覚えてください。
⑦単価表から大根の単価が返されました。
⑧H3(取引額)に式(F3(数量)×G3(単価))を入力します。
⑨G3とG4をコピーして、9行目まで貼り付ける
「Excelが使える」と言えるようにぜひ「VLOOKUP関数」は身につけましょう。
Vlookup関数練習シート
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