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儲けと信頼「私がブックオフで体験した出来事」

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a book store / naitokz

今日簿記1級の問題集を探しにブックオフに行きました。
中古で買うのかよってつっこみは置いておいて、まぁとりあえず練習となる問題集がほしいなと思いまして

そこで見つけたのが
大原簿記学校出版のテキストと問題集

テキスト持ってるんですけど、1冊100円だったから、つい買ってしまいました。
2つのテキストでの解説を見比べて理解できやすい方を見ようかなと

ただ問題集は高かったんです
ビニールでパッケージがしてあり950円でした。
工業簿記・原価計算のPART1だけです

その足でそのままファミレスで勉強する事に
先週日曜日のTACでやった工業簿記の模試の復習
部門別計算の項目をテキストで理解して、さて問題を解こうかと先ほど買った問題集を開くと

既に問題が解かれている
解かれていたのは最初の10ページほどです

全体のページが60ページなので、1/6ほど既に書き込まれていたのです

さてどういう行動に出ようかと考えました。
1、そのまま自分で消して使う
2、お店に行って返品してもらう
3、お店に行って割引価格で売ってもらう
私としては「3」の選択肢が一番の希望だなと思いました。

次にいくら割引してくれたら買おうかなという判断です。
書き込みがしてある量は全体の1/6
この問題集の価値を何かと見るかで違いますが、単純に問題量でと考えるのであれば、
950×5/6=791.66666・・・円となります。
切り上げて790円。
割引額160円。
割引率で言えば約17%
・・・気持ちもう少し割引があるといいな。
その金額は600円
割引率で言えば約37%です。
約20%のプラス
この計算根拠はありません。
根拠はただ自分の気持ち的にどれくらいであれば、買ってもいいかなというところですね

という自分の中での判断金額を決めた所で、ブックオフへ(でもファミレスをすぐに出るのがもったいないので、そこから4時間くらいはいました)

とりあえずクレームにならないようにする事
ブックオフへ入り買い取りカウンターの店員に話しかける
「今日本を買ったんですけど、その本に書き込みがありまして」
「それは大変失礼いたしました」
と会話が始まりまして
向こうが提示してきたプランは2つ
1、同じ物が売っていればそれと交換
2、似た本で同じ金額の物があればそれと交換
3、返品

とりあえずわかりましたと答え、店員さんは同じ本を探しに
少し時間がたって戻ってきました
同じ本はなかったと。つきましては返品でよろしいでしょうかと。

「うーん、それよりも割引価格で売ってくれないですか?」
「ではちょっと上の者と相談してきます」

店員さんは奥へ下がっていきました
さっきの本を探していた時間よりも短かい時間で帰ってきましたね

「通常であれば、このように書き込みがされた本はお店に出さない事になっているのですが、当店で一番安い価格の105円でお売りさせていただきます」
(おっ、まさかそんな金額とは)
「わかりました、じゃあそれでお願いします」
という事で950円だったのが105円になりました。

この時のお店の判断は、そして店員はどのように判断して金額を決めたのでしょうか?
パターンA
1、お店としては書き込みのある本は売らない
2、であればこの本は売れない
3、それでも売ってほしいというのなら、最低金額の105円ででも売れば儲けを出す事ができる

それとも
パターンB
1、本来売り物にならない本を売ってしまった
2、欲しいというなら最低金額である105円にしよう

どっちも私の勝手な考えなのですが、
パターンAは「儲け」
パターンBは「信頼」
が判断基準になっていると考える事ができます。

私はお店の今回の判断基準はパターンBは「信頼」だと思っています。
というのも私が最初に店員に話しかけた時から、その後の対応まで一貫した申し訳ないという気持ちが伝わってきたからです

私としては割引価格で購入したいという目的は叶えられました。
であるならば、パターンAでもパターンBでもどっちでもいいのですが、パターンAの感じがあった場合、私はもうお店に行かないという事になったかもしれません。
同じ結論であっても筋道を間違えば、相手に与える印象はかわります

なんてまぁおおげさに書いてしまいましたが、全ての商売につながる事なのかなと思いました。

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