確定申告の基礎 帳簿と書類について

03申告方法の違いによる必要な帳簿と決算書

投稿日:2017年10月5日 更新日:

青色申告と白色申告の違いによる帳簿の違い

確定申告には必要な帳簿が色々あります。
申告の方法によって、必要な帳簿はさまざまです。
青色申告を行う場合、「所得税の青色申告承認申請書」を提出して承認を得る必要があります。
(白色申告の場合、承認の必要なし)
申請書には備付ける帳簿名を選択する欄があります。

どれにチェックを入れればいいのか迷ってしまいます。
ちなみに「開業freee」を利用して開業届を作成すれば、どの帳簿にチェックするか自動的に決めてくれます。

それはそれとして、それぞれの申告方法で必要な帳簿の違いを比較してみましょう。

保管期間 青色申告65万円控除 青色申告10万円控除 白色申告
帳簿作成の必要 必要 必要 必要
決算書の種類 7年間 ・青色申告決算書
・確定申告書B
・青色申告決算書(現金主義用)
・確定申告書B
・収支内訳書
・確定申告書B
作成する帳簿 ・総勘定元帳
・仕訳帳

必要に応じて
・現金出納帳
・経費帳
・売掛帳
・買掛帳
・固定資産台帳
・預金出納帳

・現金出納帳
・経費帳
・売掛帳
・買掛帳
・固定資産台帳
・預金出納帳
・収入金額や必要経費を記載した帳簿

 

5年間 必要に応じて
・業務に関して作成した上記以外の帳簿
簿記方式 複式簿記 単式簿記 単式簿記
税務署承認の有無

「必要に応じて」とは、必ずしも作成されない帳簿があるからです。
例えば白色申告の場合、作成する帳簿は明確にとした帳簿名があるわけではありません。

「収入金額や必要経費を記載した帳簿」とは、主に「現金出納帳」「経費帳」「預金出納帳」に該当します。
もし預金口座を使わず、現金だけで商売するのであれば、「預金出納帳」は必要ありせん。

「業務に関して作成した上記以外の帳簿」は、主に「売掛帳」「買掛帳」「固定資産台帳」に該当します。
「売掛帳」「買掛帳」は、売掛金や買掛金が取引先ごとで残高がいくらあるかを管理するために必要だから作成する帳簿です。
「固定資産台帳」は、減価償却費を計算するために必要な帳簿です。
つまり、必要に応じて帳簿は作成するわけです。

確定申告ソフトは利用すれば帳簿は2つあればいい

こんなにたくさん帳簿を作成するのは大変だと思うでしょう。
しかし、確定申告ソフトを利用すれば、1つの帳簿から多くの帳簿が自動的に作成されます。

仕訳帳

「仕訳帳」に必要な情報を入力すればほとんどの帳簿が作成できますし、青色申告決算書が作成できます。

「仕訳帳」にはこのように記録します。
ちなみに帳簿に取引を記録することを「仕訳」といいます。
詳しい説明はこちら→「取引」とは?「仕訳」とは

日付 借方勘定科目 借方金額 借方取引先 貸方勘定科目 貸方金額 貸方取引先
 1/1 通信料 1,000 ドコモ 普通口座 1,000 みずほ
1/2 普通口座 2,000 みずほ 売掛金 2,000 ABC株式会社

「仕訳帳」は日々の取引を記録する帳簿です。
「総勘定元帳」は仕訳帳から勘定科目で抜き出して集計した帳簿です。
「売掛帳」や「買掛帳」は取引先を元に集計した帳簿です。
「青色申告決算書」も勘定科目を元に、貸借対照表・損益計算書ごとで集計され作成されます。

つまり、仕訳に集計したい情報を持たせることで、その情報で集計すればほとんどの帳簿が作成できてしまうわけです。
紙で処理している頃は、仕訳帳から総勘定元帳に転記して、そこからさら精算表などを経てという手間な作業が必要でしたが、確定申告ソフトを使えば自動的に作成することができてしまうわけです。

固定資産台帳

2つ目の帳簿は「固定資産台帳」です。
固定資産は一定金額以上の資産について、購入年度に全額費用とせず、一定期間にわたり「減価償却費」という勘定科目で費用処理を行います。
詳しい説明はこちら→01減価償却費とは?固定資産となる金額はいくらか?

そのため購入取引の仕訳だけでは処理が完了しません。
主に固定資産台帳で年度の減価償却費を計算し仕訳を行います。

順番としては固定資産台帳への登録し、計算結果を仕訳するというものになります。
ですので、減価償却費を計上するのであれば、固定資産台帳が必要になります。

ちなみにクラウド確定申告サービスの場合、固定資産台帳に固定資産を登録すれば、自動的に仕訳帳に仕訳してくれますので楽です。

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