世間をにぎわせた楽天の英語公用語化。
そして2012年7月1日から本格的に切り替えたというニュースが報じられました。
それに合わせてか2012/06/28に発売された本
「たかが英語」※三木谷浩史氏著
をさっそく読んでみました。
- 感想のまとめ
- ・完璧でなくてもいい。英語で伝える姿勢が大事
・英語が読めないと世界の情報から遅れる
・英語ができるようになる事は、ひいては日本文化を守る事になる
・英語ができれば日本の文化やいいところを海外へ発信させることができる
以下は私なりに深く心に残った部分を抜粋しました。
楽天におけるTOEICの平均点数推移
2010年10月526.2点
2012年5月687.3点
約160点のアップ!
社内公用語を英語化を宣言した時に「しっかりした英語でなくてもいい」と伝えた。
日本人の多くは「発音を完璧に」「文法も完璧に」
この思い込みが英語を上達させない原因。
発砲水を表すスパークリングウォーターあるいはクラブソーダ。
でもわからなくてもいい。
それが伝わるような英語を考えればいい。
例えばBUBBIY WATERのような。
自分の持っているボキャブラリーで伝える姿勢を貫くことが、頭を日本語モードから英語モードへ切り替えになり、英語を上達させる。
プログラミング言語ruby開発者のまつもとひろゆき氏曰く
「これまでの日本のIT業界は、英語を使わずに仕事ができていた事が異常」
「ITの最先端情報は9割が英語で発信されている」
「コンピュータサイエンスの専門書が英語以外で読めるのは、日本くらい」
英語はツールにしか過ぎない
「業務にパソコンスキルが必須なので、パソコンを使えるようにしてください」
「業務に英語スキルが必須なので、英語を使えるようにしてください」
は同じこと
楽天が社内公用語にしようとしているのは「グロービッシュ」
グロービッシュとは、英語を母国語としない者が国際ビジネスに適応する為に生み出した共通語。
グロービッシュの提唱者であるジャン=ポール・ネリエールによると、グロービッシュを話せることは、英語による文化的な侵略から自分達ちの言語や文化を守ることになるという。
楽天の英語化は西洋化ではない。
むしろ、日本文化や日本人の良い点を世界に広めるためのものである。
具体的にどのように教育体制を行ったのか、どんな問題が生じたのか、メリットは?などの具体的な内容も書かれていました。
ぜひ一読を。
あー英語勉強がんばらないとなー