企業分析・お店分析

決算書から近所のスーパーの動向をさぐって絶望する

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私の家の近くには「PAT流山」というショッピングセンターがあります。
複数のショップが入る複合施設なわけですが、最近たくさんのお店が撤退をしています。
今の家を選んだ理由のひとつに「PAT流山」が近くにあったからなのに。

漫画喫茶から始まり、マツモトキヨシ、スーパーマーケット(つるかめ)、そして100円ショップの閉店が決まっています。

時系列で書くと
漫画喫茶:平成26年2月末(だったかな?)
マツモトキヨシ:平成26年3月末
リサイクルショップ:平成26年4月末
つるかめ:平成26年5月6日
100円ショップ:平成26年5月末

「つるかめ」が閉店になると知ったのは4月の中旬。
しかしそれ以前から運営会社がイオンエブリからマックスバリュ関東へ変更するという案内がお店の中に貼られ、イオンエブリのサイトにもリリースが出ていました。

そもそも「つるかめ」は経営権があっちやこっちやと移っている。
引用:wikipedia「イオンエブリ」

1947年6月 - 水産食料品の加工・販売を目的として、株式会社枡新商店を設立。
1989年7月 - シートゥーネットワーク株式会社に商号変更。
1994年 - 加工食品卸売り専業から、小売り業にも進出し「つるかめランド」を展開。
2003年10月17日 - イギリスのテスコ傘下となり、東証1部上場廃止。
2011年8月31日 - 本家の英テスコが日本からの撤退を表明。
2012年6月18日 - イオンが当社の株式の50%を1円で取得する予定であることを発表。
2013年1月1日 - イオンが当社の50%の株式を取得。イオンの持分法適用会社となる。
2013年3月1日 - イオンエブリ株式会社に商号変更。
2013年4月~8月 - この間に57店舗を閉店し、大多数の店舗をイオングループの同業他社に譲渡。
2014年1月~2月 - この間に36店舗(3月1日現在)を閉店。
2014年3月1日 - 直営の14店舗をマックスバリュ関東とマックスバリュ東海に営業譲渡。
2014年3月31日 - 最後まで存続していた直営の5店舗を閉鎖・営業譲渡してイオンエブリとしての営業を終了。

感じとしては、テスコが日本進出に買収して、駄目だったからイオンが買い取って、必要店舗をマックスバリュへ営業譲渡。不必要店舗をイオンエブリに残しイオンエブリごと閉店したのかなと。(イオンエブリ自体2014/3/31に営業終了)

それで「PAT流山」に入っていた「つるかめ」はマックスバリュ関東に営業譲渡したので、マックスバリュになるのかと信じていたのに。
100円ショップも閉店になるという案内「PAT流山」自体が閉店するのかもと疑心暗鬼状態に。

で経営母体である「東京テアトル」のサイトに何か情報がないかをチェック。
2012年度の決算短信の中に気になる情報を発見。

<不動産関連事業>

賃貸商業施設運営事業の5事業所のうち「PAT稲毛」は本年4月22日をもって、「PAT坂戸」も本年 4 月 23 日をもって、建物賃貸借契約の期間満了に伴い営業を終了いたしました。

稲毛と坂戸にあったPATはつぶれたよう。

そして東京証券取引所へ提出された資料

2014年03月14日
「特別損失の計上に関するお知らせ」

平成26年3月期第4四半期会計期間において、賃貸借契約の解除に伴う解約違約金等として約690百万円を特別損失に計上する予定です。

2014年04月30日
「通期業績予想の修正および特別損失の計上に関するお知らせ」

第4四半期連結会計期間において~~閉鎖予定事業所の事業所閉鎖損失引当金として合計 640 百万円を特別損失として計上する予定です。

これは「PAT流山」の事を指しているように思える。

でも「PAT稲毛」「PAT坂戸」の営業終了する際に提出された資料には、「PAT稲毛」「PAT坂戸」ときちんと明記されているのに対して、2014年03月14日の提出資料には書かれていない。
「賃貸商業施設運営事業の一部事業所の営業終了に関するお知らせ」

まだ希望を捨てたくはないですが、閉店の可能性大ですかね。
落ち込みます。

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