読書のメモ書き

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い

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所感、雑感

会計士は数字を疑う。
数字はどの部分を抽出するかによって異なる印象を持たせることができる。
その数字は見せ方によって作られた数字ではないかを疑う。
費用対効果は便利な言葉。
費用は金額。
効果は人の価値観や目的により異なる。
会計は科学。ビジネスは感情。
数字は科学的にも感情的にも使える。
脱予算経営。将来予想が困難な時代。スピード重視される時代において計画は将来を縛る。
明確な判断基準を持つ。
そのリストラは長期的に見て有効のものか短期的なものでしかないのか。
長期的に得られる利益と失う資産(人材、信用、対社外政治力)との検討はできているか?
会計だけではわからない費用の先に得られる効果はどうか?
お客の感情をゆさぶるには会計的視点からだけでなく、費用をかけてでもやった方が事はある。

数字というものについて色々考えさせられる本だった。
中に出てくる事例等は「なるほど、そういう視点か」と思わせるものがたくさん出てくる。
自分の中で思い起こしてみると思い起こされるものはたくさんある。

「安住紳一郎の日曜天国」というラジオの中でこんなフリートークがあった。
皆既日食の日の事。
該当アンケートで「あなたは皆既日食を見ますか?」
という質問に「10人中8人」が見ると答えた。
安住氏は「10人中7人が見ると言っても動じないが、8人が見るなら自分も見ないと置いていかれた感じがする」と話していた。
この1人の違いだけで人の感情をコントロールする事できるのである。

読書日 2013.1.22
タイトル 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字<下>
著者 山田真哉
プロフィール 公認会計士 24歳のときに公認会計士二次試験に合格。「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」を出版
出版日 2008.2.20
目的 会計の知識を深める。人に伝える力を身につける。
トリガー 禁じられた数字 作られた数字 生き残りバイアス 関係ない数字 思考停止 根拠のない数字 グラビアアイドル 費用対効果 3秒ジャッジ 会計は科学
所要時間 フォトリーディング3分 トリガーワード選択,質問づくり5分 SR&D スキタリング計25分 マインドマップ作成,所感雑感まとめ 30分
合計1時間3分

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