キングダムに学ぶマネジメント

人の心をつかむ演説術-漫画「キングダム」に学ぶマネジメント

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歴史に残る演説というものはいくつもあります。
リンカーンの演説
キング牧師の演説
スティーブジョブズの演説
演説は人のこころを大きく揺さぶり人を動かします

漫画にも名演説がいくつもあります。
けっこう前の漫画だと「沈黙の艦隊」の海江田艦長の国連演説はいい演説でした。

キングダムの演説

そして漫画「キングダム」の31巻330話の政(のちの始皇帝)が国民の前での演説は鳥肌ものです。
その前に「キングダム」についてちょっと説明。
時代は春秋時代の紀元前241年。
秦・楚・趙・魏・韓・斉・燕の7国が中国の覇権を争い、戦を続けている時代。
秦が魏から一つの都市を奪った。
ただ一つの都市を得たというものではなく、これから秦が中国全域を手中に収めるための要となる土地を得たという事であった。
この意図に気づいた趙の李牧は他の国に働きかけ、秦へ同時に攻め込む策略を図った。
6か国の「合従軍」による秦への侵攻である。
秦は首都を守るために、各地に散らばっていた将軍を集め、首都の入り口である「函谷関」で防衛の策をとる。

将軍たちの奮起もあり、相手の策をことごとくはねのけ劣勢を挽回する。
しかし、李牧の策略により、首都直前まで侵攻を許すことに。

そこで、首都の目前の城である「サイ」で侵攻を防ぐべく「政」は「サイ」へ赴く。
「サイ」には3万の住民がいるが、うち2万は女・子供と老人。
兵士として数えられるのは千人。
他から集まった兵士と合わせて5千の兵士。
対する李牧が引き連れてきた兵士は3万。

戦いを可能な状態にするには、城内にいる全ての住人を戦える者にしなければならない。
つまり戦意を持たせる必要がある。
しかし、住民は3万の敵軍を前に戦わず降伏するつもりだった。
戦意のまったくない者たちを兵士にする。

将軍の役割として戦場の兵士に対して「檄(げき)」を飛ばして士気を高めるというものがあります。
しかし、戦いを自分の使命とし戦意のある者を奮い立たせるのと、戦いを経験したことがない者を奮い立たせるのでは、やり方が異なります。

「政」が舞台にたった時に、民衆はひれ伏します。
時代背景として、神に等しい存在であるその国の王である「政」が自らの前に現れたわけですから、そうなるのは必然です。
これは権威がある者であるからできる人の心のつかみ方です。

しかし、権威をかさに無理に説得をしようとはしない。
まず事実を伝える。
この国が合従連合に責められて危機にあること。
そして、戦いに敗れた場合国が亡びること。

目の前に国の王である「政」がいるということの感動は消え、恐怖に戸惑います。

さらに相手が強いこと、こちらは弱いこと、そして命を落とすことを嘘をつくことなく伝えます。

ここから奮起を促す語りに持っていきます。
この国があるのは、命を賭して戦ってきた自分たちの父や祖先のいたからこそ、今の生活がある。
敗れれば今の生活は消え、秦の歴史は消える。
そして自分と自分につながる人たち全てが他国の奴隷になり下がる。

民衆とすれば降伏をすれば、命は取られず生き残れると思ったのかもしれません。
しかし、そうはならないという現実を突きつけられた上で、そうさせないために自分たちに課せられた使命と、秦国の民としてのアイデンティティを揺さぶります。

それに刺激された一人の子供が呼応します。
本来は無礼にあたる行為をも心をつかむものにします。
子供の心をつかむと同時に、民衆全体の心をつかみます。

民衆を奮い立たせるだけではありません。
民衆は政に安全なところに戻ってくださいと懇願するのも受け入れず、激戦となるこの地に留まり、共に戦うと宣言します。

口先だけの指示では、最初は従ったとしても、いざという時に士気は下がります。
トップに立つ者に最も求められる覚悟がなければ、下の者はついてきません。
そして士気が下がったときに、いかに高揚させるかトップとしての役割です。

まとめ

とりあえず読んでみてください。

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