働き方改革

経理なら簿記だけでなくITパスポート資格なみの知識は持っておくべき

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インターネット激動の1000日 / junyaogura

ITパスポートという資格を知っていますか?
経済産業省が認定する国家資格です。
平成21年度より新しく創設された情報処理技術者試験なのでまだ認知度が低いかもしれません。
昔は初級シスアドという試験がありまして、その後継資格といわれています。

この資格の対象者は「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」となってます。

「職業人として共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識」というのがとっても重要。
経理の仕事をする上で、会計のソフトウエアを使うのが当然です。
もちろんエクセルなどももちろんですが、アクセスなどデータベースの知識というのは押えておきたい知識です。
というのも会計ソフトで入力されたデータというのは、データベースに蓄積されます。
それを利用用途にもとづき、検索したり、表示したり、出力したりというのが、会計ソフトの備えている機能なわけです。
つまり日常処理としての仕訳を入力するだけで、残高試算表を作成したり、得意先台帳を作成したり、B/S、P/Lまで作成してくれたりするわけです。

これは仕訳の科目コードや得意先コードなどを下にデータが集計されて作成されるわけです。
つまり、簿記で言うところの転記という作業。
これをデータベースがクエリという機能を使ってやってくれるわけです。
このようなことはデータベースだからできることです。

ただ会計ソフトだけでは作成が難しい資料などもあります。
この場合、会計ソフトから出力したデータをアクセスなどのデータベースに取り込んで、自分の必要とするデータに作り変えるということもできるわけです。

ITパスポートの資格だけでは、データベースを使いこなせるようにはなりませんが、データベースがどのようなものかというのは知ることができます。
ITパスポート勉強は浅く広いです。
この広いというところがポイントで、会社というのは色々な職種の集まりです。
色々な職種の人と話をするうえで、相手の言っていることが少しはわかるというのはとっても重要なことなのです。
それは仕事の業務効率を向上させるものとなります。

興味のある方はITパスポート試験をご覧ください。

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