思ったこと

伊集院光のラジオで聞いた、観光立国となる日本の売り

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「伊集院光深夜の馬鹿力」のオープニングで伊集院さんが元プロデューサーの池田さんとタイに行った話をしていました。
その中で商売ってそういうものだよなと思う内容でした。

タイのぼったくりタクシー

タイの国際空港がすごいきれいになっていた。
タッチパネルを押すと乗れるタクシーのゲートに案内されるくらいシステム的に洗礼されていた。
タッチパネルに誘導されるままに指定されたゲートに向かうと、キレイな車が止まっていた。
しかし中に入ると運転手が「500バーツ払わないと行かない」言い出す。メーターがあるのに。

こっちがメーターを倒せと言っても、倒そうとしない。
向こうの言い分では、本当は500バーツ以上するけど倒さなければ500バーツでいい。
お互い損はしないという。

曲がったことが嫌いな池田さんは、倒した上で500バーツ以上になるならそれでいいから倒せと譲らない。
で、結局300バーツもいかなった。
でも全然バツの悪い顔もせずに「300バーツ」だと言ってくる。

それ以降もみんなメーターを倒さない。
平気で10倍とかをぼったくる。
だからだんだん感覚が麻痺してきて、ぼったくりが少ないと良心的と思えてくる。ぼったくりなのに。

飯を食べておなかいっぱいで歩きたくない状況で、それでも池田さんはぼったくりのタクシーには乗りたくないとメーターを倒せと譲らない。
歩きたくない伊集院さんとしは、いくらまでのぼったくりなら乗るという落としどころを決めようと。
このボッタクリに慣れないと、不愉快で旅行を楽しめない。割り切るしかないと。

ところがあるタクシーに乗ったところ、何も言わずにメーターを倒した。
「えっ、メーター倒すの?」とびっくりした。
それが普通なのに、ぼったくりばっかりだったから。

到着してメーターに表示されている料金は100バーツ。
でも感動しちゃって伊集院さんと池田さん両方で100バーツずつチップを払ってしまった。
結局ぼったくられたと同じくらいの出金になった。
でもぼったくられて多く払うのはいやだけど、こっちがチップで多く払う分には全然いい。

その後もメーターを倒す運転手には、引くくらいチップを払うようにした。
メーターを倒したらチップたくさんもらえると運転手が思ってくれればいいなという気持ちを含めて。

※「伊集院光深夜の馬鹿力」のポッドキャストで聞いたのを思い出して書いたので、少々間違いはあると思います。

安心、安全は観光の目玉になる

そういうお国柄という問題もありますが、旅行先でこういう事が当たり前だともう行きたくないと思いますし、周囲の人にもこんな嫌な目にあったと話をします。
現に伊集院さんはラジオというたくさんの人が聞くメディアで話をしました。
本人的にはおもしろエピソードとして話をしていますが、ネガティブなイメージを持つ人は少なくないと思いますね。
それに今はソーシャルメディアで個人の評価が簡単に広まる時代です。
ネガティブなものはより広まりやすい状況です。
ただポジティブな口コミも同じように広まりやすいです。

その中でタクシーで「ぼったくりがない」というのは、観光先に選ぶ理由の一つになると思います。
安全である、街がきれいであるという、日本に住んでいて当たり前と思えることが売りになりますね。

2014年の訪日外国人が過去最高の1,341万4千人というのは、円安だけじゃなくこういうところも手伝っての事だと思いますね。

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