Excelの押えておきたい関数

VLOOKUP関数で#N/Aエラーになる4つのケースと対処法

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「VLOOKUP関数」を使えると「Excel使えるね」と思われます。
より使える人と思われるように、エラーになるケースを知っておいて、さらにそれの対処法を知っておきましょう。

※「VLOOKUP関数」あまりわかってないよ!という人は、こちらの記事を参考にしてください。
VLOOKUP関数は「Excelが使える」の指標。練習サンプル付

「VLOOKUP関数」は「参照元テーブル」と「参照先テーブル」の2つのテーブルに「①共通するデータ」をもとに、「参照元テーブル」のデータを「参照先テーブル」に「②表示させる」関数です。
<簡単な図>
vlookup04-1

ということはエラーになるケースは、2つのテーブルでデータが「共通していない」ケースです。
「取引台帳(参照先テーブル)」に「単価表(参照元データ)」の単価を反映させたいが反映されない。
そのような事態が生じた場合の対処法をおさえておきましょう。

練習用シート→vlookupエラー対処練習用シート

文字列と数値の違いのよるエラー

「取引台帳」の商品コードが『文字列』であるのに対して、「単価表」の商品コードが『数値』であるために生じるエラー
vlookup04-1

エラーチェック機能を利用する

1.文字列をまとめて選択して、「!」マークをクリックする
vlookup04-3

2.「数値に変換する」をクリックする
vlookup04-4

関数を利用する

文字列である検索値を関数で『数値』に変換する。

vlookup04-18

スペースが入っていることによるエラー

見た目ではわかりませんが、「にんじん 」といったように、文字のあとにスペースが入っている場合があります。

vlookup04-8

置換を利用する

1.商品名の列を一括で選択します
vlookup04-15

2.検索する文字列に「 」(スペース)を入力して置換する
vlookup04-14

半角/全角の違いのよるエラー

参照元と参照先でデータに違いがあると参照されません。

半角/全角を統一する

vlookup04-7

データがないことによるエラー

「取引台帳」に「ごほう」を記録しているが、「単価表」に「ごほう」がない。
vlookup04-10

参照元データを変更する

1.「単価表」に「ごぼう」を追加する
vlookup04-11

2.範囲を再設定する
※「単価表」に追加しただけでは、範囲は「$A$3:$C$5」のままで「ごほう」のある「C6」まで参照されません。
vlookup04-12

範囲を「$A$3:$C$6」に変更します。
vlookup04-13

まとめ

利用頻度の高い「VLOOKUP関数」
それだけにエラーが出た時に困ることがないように、どのような場合にエラーが出るのか、どのように対処すればいいのかを押さえておきましょう。

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