文字列が数値に勝手になってしまうのは困りますよね。
勝手に変換するのを解決する方法は、挿入時や貼り付ける際の処理です。
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目次
CSVをExcelで開くと文字列が数値になるのを防ぐ方法
Excelが入っているパソコンでCSVをクリックして開くと、多くの場合Excelで開きます。
(左がCSVファイル、右がExcelファイル)
CSVとは「comma-separated values」の略で、カンマで区切られたテキストデータのことをいいます。
このようなデータですね。(CSVはwindowsのメモ帳で開いたもの)
CSVをExcelで開くと「01209」という[0]から始まるデータがある場合、[0]が消えて「1209」と変換されてしまいます。
こんな感じです。
これはCSVでは「01209」を「文字列」として認識していたものが、Excelでは「数値」として認識されたためです。
しかし勝手に変換されては困る場合もあります。
そこでCSVをExcelで開くと文字列が数値になるのを防ぐ2つの方法を紹介します。
サンプルデータはこちら→サンプルデータ
外部データの取り込み_Excel2013
まずは外部データの取り込みの方法を紹介します。
メニュー「テキストファイル」を実行する
「データ(Alt + A)」→「テキストファイル(FT)」を実行します
インポートする
ファイル取り込みのダイアログボックスが開きますので、取り込みたいCSVファイルを選択し、「インポート(M)」を選択します。
区切り文字を設定する
「データのファイル形式・・・」うち「カンマやタブなどの区切り文字に・・・(D)」を選択します。
カンマを選択する
「区切り文字」から「カンマ(C)」にチェックを入れると、カンマのところに線が表示され、区切られたとなります。
列のデータ形式を設定する
データ内にある「勘定科目コード」は[01209]と[0]から始まるデータをそのまま維持してExcelに変換したいので、「文字列」を選択し、「列のデータ形式」から「文字列(T)」を選択肢ます。
表示させたい場所を設定する
データを返す先を選択してくださいと出ますので、表示させたい場所の左上のセルを選択します。新規ワークシートを選択することも可能です。
「勘定科目コード」が文字列として取り込まれました。
区切り位置
もう一つの方法の区切り位置も紹介します。
CSVをメモ帳で開く
CSVを選択した状態で右クリックでメニューを開き、「プログラムから開く(H)」→「メモ帳」を選択します。
データをコピーする
「全選択(Ctrl + A)」→「コピー(Ctrl + C)」でデータをすべてコピーします。
Excelにデータを貼り付ける
Excelにコピーしたデータを「貼り付け(Ctrl + V)」
A列にデータがすべて入ったかたちで貼り付けられました。
メニュー「区切り位置」を選択する
「データ(Alt + A)」→「区切り位置(E)」で区切り位置指定ウィザードダイアログボックスが開きます。
データのファイル形式を選択する
「データのファイル形式・・・」うち「カンマやタブなどの区切り文字に・・・(D)」を選択します。
カンマを選択する
「区切り文字」から「カンマ(C)」にチェックを入れると、カンマのところに線が表示され、区切られたとなります
文字列を選択する
データ内にある「勘定科目コード」は[01209]と[0]から始まるデータをそのまま維持してExcelに変換したいので、「文字列」を選択し、「列のデータ形式」から「文字列(T)」を選択肢ます。
「勘定科目コード」は文字列として取り込まれました。
まとめ
CSVとExcelは別のものです。
違いを押えたうえでデータを反映させないと集計等をしたときに、思ったような書類が作成できない場合があります。
よく利用する機能ですのでぜひ利用してみてください。
サンプルデータはこちら→サンプルデータ
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