当座預金
振り出した小切手は当座預金から支払われます。
ですので、当座預金にお金がなければ、小切手を振り出す事はできません。
しかし、当座借越契約を結んでおくと、当座預金にお金がなくても、契約内の金額まで小切手を振り出す事ができます。
つまり、当座借越契約とは、契約内の金額まで自動的にお金を借入して、支払いをする事ができる契約です。
イメージはこんな感じです。
当座借越の処理は2通り
『一勘定制』と『二勘定制』
『一勘定制』とは「当座」の1つの科目だけで処理する方法
『二勘定制』とは「当座預金」「当座借越」の2つの科目で処理する方法
違いについては仕訳の実例を見るのが手っ取り早いです。
問題1
A商店は銀行と限度額50円の当座借越契約を結んでいる。
A商店は銀行の当座預金の残高は70円。
A商店は商品を100円仕入れた。代金は小切手を振り出して支払った。『
『一勘定制』
『二勘定制』
※注意点として、まず当座預金から振り出され、足りない分が当座借越から振り出されるという順番です。
問題2
当座預金に現金110円を預け入れた。
『一勘定制』
『二勘定制』
※注意点として、まず当座借越がある場合、そこに充当され、あまった分が当座預金に入金されるという事です。
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