経理のけいちゃん
この漫画ほどうちの会社の経理は怖くないですが。
ただ単に締め切りを守らないから怒るわけではないです。
費用が均一化されないからです。
均一化とは毎月の費用と同じ金額にするというわけではなく、不均一な状態でなくすることです。
時期により繁忙期はありますが、基本的に各自が利用する交通費や宿泊代、交際費などは月毎で大きく変動しないはずです。
※交際費は年末年始は多くなるかもしれませんが…
会社の数字はどう見るのか?
点で見るのではなく、線で見ます。
線とは前月比較と前期比較、そして将来予想です。
比較をするのに、数字が均一化されていないと比較ができません。
もしくは比較の精度が下がります。
毎年の同月等しく経費精算が遅れるのあれば、比較も意味あるかもしれませんが、不規則を規則的に行うのは無理です。
精算者がたくさんいる場合はなおさらです。
将来予想にするにあったっても、実績の数値をもとに将来予想します。
経理は比較をして金額が大きく変動しているものを主にチェックします。
きちんと理由がつく事で大きく数値が変動しているならいいのですが、異常値の原因が精算者の申請が遅いからというのは、理由としてはおそまつです。
あとは「発生主義」の考え方ですね。
「発生主義」とは、現金の収入や支出に関係なく、収益や費用の事実が発生した時点で計上しなければならないとするものです。
申請が遅れればそれだけ、費用として計上するのが遅れます。
だったら利用月にさかのぼって計上してくれればいいのにと言われた事がありますが、月毎で締めて資料を提出しているので、過去の数字をいじる事はできません。
そういう事情があるので、経理がうるさくいっても気を悪くしないでくださいねー