読書のメモ書き

『陽だまりの彼女』

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陽だまりの彼女

“女子が男子に読んで欲しい恋愛小説No.1”
といっても奥さんに薦められて読んだわけではありません。

この本を読んだきっかけは佐藤優さんが動画で話していたのを聞いてです。
※少しネタばれがありますので、読み終わってから見ることをおすすめします。


話の中でこの本はもともとそんなに売れた本ではなかった。
ただ東日本大震災後、人々が心に生まれた喪失感と救いを求める気持ちが、この本に共鳴しベストセラーへのつながったと言っていました。

今年10月に松本潤と上野樹里主演で映画化されます。
映画『陽だまりの彼女』サイト

ストーリー

「浩介」と「真緒」
「学年有数のバカ」と呼ばれイジメられていた彼女。
彼女を助けた事でまわりから相手にされなくなった浩介。
幼馴染みと十年ぶりに再会した二人。彼女は仕事のできるかわいい女性へとなっていた。
付き合い、そして結婚する事になった二人。
真緒の不可思議な行動。
真緒の持つ過去、そして出生の謎…。

感想

読書後のふしぎな感覚。
さびしいとも切ないとも言えないもやもや感情。

動画の中で少し内容に触れていたので、展開は予想していました。
でも読んでいくと「あれ?いつになったらその展開になるんだろう」と思いながらラストへと向かっていきました。
幸せな2人の生活を読みながら、そのシーンが何時書かれるんだろと。
そのシーンは突然やってきました。
そしてそのままエンディングへ。

聞いた内容から、私が想像していたストーリーとは違っていました。
あまりにもあまりラストシーン。
主人公は救われたラストになっていたが、あれはせつな過ぎる。

正直物語としては腑に落ちない部分も多い。
読み終わった後のもやもや感は、その腑に落ちない部分について自分なりの答えを出そうとするからです。
最初に紹介したYoutubeの佐藤優さんによる読み解きを見ると、別な形の見方を持てるはずです。

おすすめです。

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