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[1Q84][エヴァンゲリオン]の副読書に。中村うさぎ・佐藤優の対談本

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佐藤優さんの本にハマっています。
その中で不思議な対談本があるのを見つけました。

聖書を語る-宗教は震災後の日本を救えるか-
中村うさぎさんと佐藤優さんの対談本です。

最初に

この対談は佐藤優さんが中村うさぎさんの本を読むうちに、キリスト教の影響を受けていると直感した事により始まったとの事です。
中村うさぎさんについて、多少知っているくらいだが、自分が知っている人物像とキリスト教は真逆です。
佐藤優さんの考えだと、無茶苦茶していても自分を失わない部分にキリスト教の影響を受けているのがわかるという事です。
そういうものなんですかねぇ。

[1Q84][エヴァンゲリオン](以下エヴァ)の副読書として読むのにも面白い本である。
私は[1Q84]は未読。
[エヴァ]はテレビ版を見て、映画版の未視聴。
[エヴァ]は、後半部分がよくわからなくなってしまい、興味がなくなったため映画版を見なかったのだが、これを読んだ後で非常に見たくなった。
聖書の知識があるのとないのでは、物語への理解度は大きく異なるものになると思う。

以下メモ書き

「人類補完計画」とは「個」を「全体」にする計画。
自分がいて、他人があるから争いが起きる。
他人のない世界。
すなわち自分もない世界。

アダムとイブ(エヴァ)は知恵の実を食べたことにより自我が芽生えた。
自我、それは他者の獲得。それは一つの大きな自我(全体)であったエデンの園において、それぞれ自我が生まれてしまった。
これによりアダムとイブはエデンの園を追い出された。

「人類補完計画」とは人類を現在以前に戻すこと = エデンの園
それぞれの自我と一つの自我に戻す = 「個」を「全体」にする
個が消滅し、1つの大きな自我になる。

神の名において大いなる自我は統一され、憎しみも争いもなくなる。
争いをなくすことが「人類補完計画」の目的・・・

[エヴァ]の内容がかなりあいまいなので、もう一度じっくり見て、この読み解きがあっているのが確認しないとな。

ちなみにこの副題は「宗教は震災後の日本を救えるか」です。
この対談部分にもそうとう考えさせられる内容になっています。
ぜひ一読を!

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