勘定科目 簿記3級

勘定科目:「仕入」と「仕入に関係する仕訳」

投稿日:2013年2月3日 更新日:


「仕入」と「仕入に関係する仕訳」

簿記試験では、仕入や売上の仕訳は「分記法」でやりなさいという指定がない限り、「三分法」で行います。
三分法については、こちらで確認ください。⇒簿記3級のポイント「三分法」と「分記法」
以下の説明も三分法を前提に説明をします。

仕入取引

例題:商品を100円仕入れ、現金で支払った。

実際の商取引では、仕入のつどお金のやり取りをするのは手間です。
多額の現金をお店の中に置いておかなければならず、防犯上も危険です。
また小切手による支払いの場合は現金を持たなくても大丈夫ですが、小切手を渡さなければならないので、それもまた手間です。

そのため多くの商取引では、継続的に同じ仕入先から仕入れをする場合、一定期間の仕入代金を後でまとめて支払う方法があります。
この「一定期間をまとめて後で」支払ったり受け取ったりする事を掛けと言います。

一定期間の仕入代金を後でまとめて支払う義務を「買掛金」
一定期間の売上代金を後で受け取る権利を「売掛金」
と言います。
※「売掛金」については、簿記3級で出る科目「売上」と「売上に関係する仕訳」で説明します。

例題:商品を100円仕入れ、代金は掛けとした。

例題:掛けで仕入れた商品代金100円を現金で支払った。

例題:掛けで仕入れた商品代金100円を小切手で支払った。

このように買掛金は負債ですので、仕入れた時は貸方に、支払った時は借方に記入します。
代金を掛けとした場合、貸借対照表の負債に記載されます。

仕入にかかる値引き、返品が発生した場合

仕入れた商品に傷があったり、品違いがあったりした場合、商品を返品したり値引きしてもらったりします。
その場合、仕入の仕訳を取り消します。

例題
掛けで仕入た商品100円のうち、20円分が品違いであったため仕入先に戻した。
掛けで仕入た商品100円に、汚れがあったため20円の値引きを受けた。

どちらも同じ仕訳です。

仕入諸掛り

商品を仕入れるときに、商品代金とは別に運送料などの費用が発生する場合があります。
これらの費用を仕入諸掛りといいます。
これらは通常仕入の中に含めて処理します。

例題:商品100円を掛けで仕入れて、運送料10円を現金で支払った。

この仕入諸掛りは当店が負担する場合は、仕入に含めて処理しますが、仕入先に負担してもらう場合もあります。
その場合で、仕入先が負担すべき仕入諸掛りを当店が立替えて支払っておくことがあります。
この場合あとで仕入先から、立替えた金額を受け取ります。
このように「立替えた金額を受け取ることができる権利」は立替金(資産)といいます。
立替金は資産なので、増加したら借方に、減少したら貸方に記入します。

なお、仕入先負担する仕入諸掛りは、立替金で処理するほか、仕入先に対する買掛金を減額するという処理方法もあります。
どちらで処理するかは問題文の指示に従ってください。

商品100円を掛けで仕入れ、仕入先負担の運搬費10円を現金で支払った。なお、仕入先負担の仕入諸掛りは立替金で処理する。

商品100円を掛けで仕入れ、仕入先負担の運搬費10円を現金で支払った。なお、仕入先負担の仕入諸掛りは買掛金を減額して処理する。


※上記にどちらでもOKです。

問題でどちらが負担するかという指示が特にない場合は、当店が負担するものとして仕訳します。

 

練習問題⇒  PDF版   web版 

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