こんな日経の記事を読みました。
「トヨタになれなかったボーイング」
ボーイング787は技術的なものが先鋭的であっただけでなく、その開発方法もこれまでと異なる方法で行われてたものであった。
737や747型機ではアウトソーシング比率は35~50%だった。ボーイングはこれを787に関しては70%まで高めよう
これは
「787型機の開発期間を6年から4年に短縮、開発コストを100億ドルから60億ドルに削減する」ことが狙い
だった。
しかしその結果
予算を何十億ドルも上回った。機体納入時期は、少なくとも7回延期された。最初の納入は計画より3年以上遅れてからだった。
会計上ではコストを下げる事ができる計算だった。
しかし、あけてみたら燦々たるものだった。
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』では机上の計算だけでコストを考え、経営することは必ずしも正解ではないという事が書かれていました。
今回の記事の内容が一昨日読んだ本に書かれている事とつながる部分が多かったので書いてみました。
「トヨタになれなかったボーイング」と合わせて読まれる事をおすすめします。