読書のメモ書き

「食い逃げされてもバイトは雇うな」にはブログのアクセスを増やす方法が書かれている

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所感、雑感

数字の暴力性とは、数字の持つ力の事である。
数字により信用させ、数字に意味を持たせ行動に移させ、数字により迷わせる。
数字の表現方法を変えることにより本来の価値以上のものに見せることができたり、お得感を与えることができる。
数字に意味を持たせることで、見た人の思考を動かすことができる。

割り算は数字の価値を変える力がある計算方法である。
割り算は比較、分析するのになくてはならない。
同業種で規模がまったく違い会社の比較をするときに、売上高で比較しても違いすぎて比較にならない。
しかし「売上高利益率(利益÷売上高)」であれば比較は容易になる。

「99.9%ない」という数字には、「0.1%」可能性があるという期待感がある。
逆に「100%間違いなし」という数字には「本当に大丈夫なの?」という不安感を覚える。
広告で「満足度100%」と「満足度95.99%」では、前者は会社が勝手に作ったコピーかなと思いますが、後者はお客さんにアンケートをとった結果かなと思えます。

「広告において商品により価値を与える数字を考えるのが、広報にとっての最大の仕事」
と書かれていました。
思い出されるのが「全米No1ヒット映画、ついに上陸」
この全米No1とは年間No1である必要はありません、週間No1でもいいですし、一日No1でも間違いではありません。
最高で365本の全米一No1映画が上陸する可能性もあるわけですね。
そう考えると一気にその映画の価値がさがる感じがします。

単位を変えることで多く見せることができる。
例えば『CCレモン』
「ビタミンCレモン70個分」と広告していました。
あの中にレモンが70個分も!!と食いついた人も多いはず。
じゃあレモン1個あたりのビタミンCの量はどれくらいかを知っている人はそういない。
もしレモン1個あたりのビタミンCの量が0.1mgだったとしたら、7mgしか入っていないことになる。
でもうそではないのである。
ちなみに現在食品業界では、レモン果実1個当たりのビタミンC量は「20mg」を基準として採用しているそうです。

ブログやホームページで人を呼び込むにはタイトルがとても重要である。
いかに人の目を引くかが決めてだからである。
人の目を止める最高の道具は「数字」だろう。
そしてこの本には数字使いのテクニック&コツがたくさん書かれている。

読書日 2013.1.21
タイトル 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字<上>
著者 山田真哉
プロフィール 公認会計士 24歳のときに公認会計士二次試験に合格。「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」を出版
出版日 2007.4.20
目的 会計の知識を深める。人に伝える力を身につける。
トリガー web2.0 本当の理由 数字のルール 数字の暴力性 決めつけ 常識破り ざっくり 0円広告 節約 割り算
所要時間 フォトリーディング3分 トリガーワード選択,質問づくり5分 SR&D スキタリング計20分 マインドマップ作成,所感雑感まとめ 35分
合計1時間3分

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