物語で学ぶビジネス

朝ドラ『カーネーション』に学ぶビジネス「制約は工夫のタネ」

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仕事をしている中で不自由って思うことたくさんありますよね。
まぁ不自由さを解消していくのが仕事でもあるんですけど。

モノの仕入れでもそうです。
いつも欲しいモノが手に入るとも限りません。
ましてや欲しいモノが安く手に入れるのは、もっと難しいです。

安売りを売りにしているお店は、何かしらの工夫をしてモノを安く仕入れています。
売れ残りの商品であったり、ノーブランド商品であったり、味や性能には問題ないが見た目によくないものであったりと。

『カーネーション』でもワケありの生地を工夫でオシャレなものに変え、うまく売るストーリーがあります。

52話:いつも想う

父の善作が糸子に相談事を持ちかけます。
知り合いの生地問屋が善作に助けを求め、その解決に糸子の力を借りようと思ったわけです。

戦時下では金糸の入った生地は、ぜいたく品として販売禁止になります。
大量の不良在庫を抱えてしまった生地問屋。
生地問屋がこのままでは首をくくらなくちゃいけないと泣きつかれ、在庫を購入する約束をします。

どうやって売ろうかなと知恵を絞るわけです。
なぜこの生地はぜいたく品とみなされたのか。
金糸が入っているからです。
だったらこの金糸を隠せばいいと考えるわけです。
黒いリボンを金糸に被せてぜいたくな感じを消し、なおかつ黒いリボンがワンポイントでおしゃれに変身させることに成功します。

しかし、いい商品を作るだけでは売れるわけではありません。
しかも、生地は山のようにあるわけです。
いかに宣伝するかを考えなければならなりません。
商品には一目見ただけでオシャレ思わせる自信があります。
あとは、いかに多くの人の目にさらすか。

家族や従業員に作った洋服を着させて街を歩かせます。
歩くマネキンとして宣伝をさせるわけです。
街を歩いているとすれ違う人がその洋服に目を止めます。
そしてこのデザインが流行っているという流布させます。
まぁ実際お店は大流行なんですけど。

糸子がすごいのは、女性の流行はすぐ変わるから今年中に売り切らんといかんと、人を増やし生産体制を増強してフル稼働させます。

ここで学べること

金糸がある制約。
制約があったからこそ、黒いリボンで覆ってオシャレにするというアイディアを出たわけですね。

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