Excel入力の効率化

Excelで重複データを削除するため2つの方法

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この記事は「Excel2010」で説明しています。
重複データ削除のサンプルデータ

確定申告で作成する資料に勘定科目明細があります。
売掛金などの債権は、期末時点の取引先別の残高明細を作成しなければなりません。

私は会計ソフトから取引先内訳表からデータをエクスポートして作成しています。
ただ手間なのが、期末残高が0円の取引先も期中に取引があるとデータに載ってきてしまう点です。

double-delete (1)

方法1:「重複データの削除」機能を利用して削除

1.表内の適当なセルを選択した状態で「重複データの削除」を選択します。
double-delete (2)

2.残高だけチェックし「OK」をクリックします。
double-delete (3)
※列が多いときは、「すべて選択解除」をクリックして全てのチェックを外して、残高だけチェックを入れると楽です。

3.重複した値が削除されました。
double-delete (4)

残高0円の取引先は削除されたのがわかります。

double-delete (5)

ただ1件だけ残ってしまいます。
上記の場合は「株式会社大阪」だけ残りました。
つまり、重複している残高0円のうち1社だけ(一番上にあるデータ)残して他を重複データとして削除したというものになります。

これは行ごと削除する必要があります。

注意点
残高が同額のものがある場合、片方削除されてしまう。
例えば
アメリカ株式会社・・・残高10,000円
株式会社大阪・・・残高10,000円

この場合、下部にあるデータは削除されてしまいます。
重複データを削除前の合計残高と削除後の合計残高を比較して、同額のままか確認が必要です。

方法2:フィルター利用して重複データを削除

1.表内の適当なセルを選択した状態でフィルター(Ctrl + Shift + L)を起動
double-delete (6)

2.残高の右端にある▼をクリックして、検索ボックスを表示させ「0」だけチェックを入れる
double-delete (7)

3.残高が0円の取引先だけ抽出される
double-delete (8)

4.行を選択する
double-delete (9)

5.Ctrl + 『-(負符号)』で行削除を実行
double-delete (10)

データが削除されました。

double-delete (11)

6.フィルター(Ctrl + Shift + L)を解除します。 double-delete (12)

方法2の方が間違って削除されてしまう事はないので確実です。でも方法1も利用価値は高いので覚えておくと便利です。

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