「外部データ取り込み」を利用してCSVをExcelに変換してみましょう。
サンプルデータ
メリット
・CSVをそのまま開くと「001」といった文字列が「1」といった数字になるを防ぐ
・一度利用した方法は、更新メニューを実行するだけで、同じ作業が処理される
ピボットテーブルを使って分析を行う場合、分析の元データは毎回同じフィールド名を持つデータを利用する事が多いです。
もしその処理がワンクリックでできるようになれば、効率化が図れます。
マクロっぽいですが、Excelの標準機能でできる処理です。
「外部データ取り込み」を行う
1.「外部データ取り込み」を利用した場合、「データ」→「テキストファイル」をクリックします。
2.取り込むデータを選択して、「インポート」をクリックします。
3.データのファイル形式を選択してください→「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択して、次へをクリックします。
※取り込み開始行は「1」のままで大丈夫です。不要な先頭行がある場合は、それを除いた行数を指定するとよいです。
4.区切り文字「カンマ」を選択して、「次へ」をクリックします。
5.文字列にしたいフィールドがある場合は、フィールドを選択して列のデータ形式を「文字列」にします。
6.データ取り込みする開始のセルを選択して、「OK」をクリックします。
※今回はセルA1にしています。
7. CSVが取り込まれました。
「外部データ取り込み」の確認
1.先ほどCSVを取り込んだもののうち、8行目まで残して削除しました。
2.「データ」→「すべて更新」→「更新」をクリックします。
3.さっきと同じファイルを選択し「開く」をクリックします
4.データが取り込まれました。
補足
一度「外部データの取り込み」を行ったシートについては、「外部データ取り込み」ができなくなります。
その変わり「すべて更新」→「更新」をクリックすると、以前処理した「外部データ取り込み」が実行されます。
データを削除してみます。
以下のメッセージが表示されます。
『削除したデータ範囲は、外部ソースからデータを取り出すクエリに関連付られています。データ範囲と共にクエリも削除しますか?「いいえ」をクリックした場合は、次にクエリを更新すると、新しいデータがワークシートに表示されます。』
「はい」を選択すると「データ」のメニュー画面の「外部データ取り込み」がカラーになります。
その変わり「すべて更新」→「更新」は実行できません。「外部データの取り込み」のクエリが削除されたわけです。
まとめ
決められた同じデータを取り込む処理を行う場合は、「外部データ取り込み」が便利です。